報道関係者各位
2015年5月1日
株式会社シグマクシス
三菱商事の建設業界向け
クラウド型システムサービス事業の新会社へ出資
-三菱商事、インテックとの共同事業体制サービス拡充、ビッグデータ活用も推進-
株式会社シグマクシス(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:倉重 英樹、コード番号:6088 東証マザーズ、以下 シグマクシス)は、三菱商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林健、以下三菱商事)が行う建設業界向けのクラウド型システムサービス事業(以下、建設ASP事業*)を分割・承継して設立される、株式会社MCデータプラス**(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋山光輝、以下MCデータプラス)に出資することを発表いたします。シグマクシス、三菱商事、および株式会社インテック(本社:富山県富山市、代表取締役社長:滝澤光樹、以下インテック)の3社は、2015年7月1日より共同事業体制で同社の事業を開始いたします。(以下、本共同事業)
日本の建設市場は、長期にわたり縮小傾向にありましたが、2010年を底に上昇に転じ、建設投資額は現在40兆円台後半で推移しております。今後も2020年の東京五輪に向けたインフラ整備、リニア新幹線、都市インフラ公共施設の老朽化対策等の需要が期待されています。
三菱商事の建設ASP事業は2000年に本格的に事業開始し、大手建設会社から専門工事会社まで、現在 約2万8千社にご利用頂き、これまで延べ3万箇所以上の建設現場で導入実績を持つ、日本の建設業においては最大級の利用規模のクラウド型システムサービスとなっております。また2005年からサービス提供を開始した建設現場における労務管理業務の効率化や正確性向上に資するクラウドサービスである「グリーンサイト」には、約19万社の建設関連企業の登録があり、日々拡大しております。
本共同事業において三菱商事は、建設ASP事業の運営体制を整備・強化し、建設業における施工・就労管理、現場管理の効率化、技能者の待遇改善など、業界全体の課題を見据えたサービスを拡充し、建設ASP事業が建設業界において必要不可欠なサービスとなるべく成長させて参ります。また、昨今、ビッグデータの活用が注目される中で、三菱商事はMCデータプラスのデータ分析・活用ノウハウを活かし、これまでに蓄積されたデータ活用等、ビッグデータ活用ビジネスを新会社の新たな事業分野として立ち上げを推進して参ります。
シグマクシスは、サービス企画・開発パートナーとして、建設ASP事業の拡充に貢献すると共に、顧客企業およびビジネスパートナーのネットワーク、コンサルティングおよび新規事業開発の能力を活用し、業界を越えた企業間連携を通じて、新たな事業価値創造に貢献して参ります。
インテックは、技術パートナーとして、新会社にIT人材、IT基盤等を提供すると共に、建設ASP事業とシナジーが見込めるインテックの事業・サービスと密な連携を図ることにより、新会社の事業拡大に貢献して参ります。
*建設ASP事業(URL:http://www.kensetsu-site.com/ )
本邦建設業における、元請建設会社と下請協力会社をユーザーとした、業務の効率化・省力化を目的としたクラウド型のシステムサービス。主なサービスメニューとして、施工体制管理・労務管理等、建設業法・労働安全衛生法対応業務支援を行う「グリーンサイト」と、工事図面等のファイル共有サービスを行う「建設サイト」など。
<利用実績>
①利用企業数:約28,000社(※売上高2,000億円以上の建設会社17社中11社が利用中)
②登録企業数:約190,000社(※利用企業28,000社含む)
③延べ導入現場数:約33,000現場
④稼働中導入現場数:約9,000現場
**MCデータプラスの概要(※2015年7月1日以降)
①事業内容:ITサービス事業
②本店所在地:東京都港区麻布台
③資本金:約3億円
④株主構成:三菱商事74.4%、インテック15.6%、シグマクシス10%
⑤従業員数:16名
⑥売上高(2014年3月期):1,026百万円(※分割承継する三菱商事の事業部門の実績)
以 上