事例紹介

百貨店、スーパーマーケットなど小売業を中核に事業展開するエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社様が推進する新規事業構想・開発プロジェクトを、シグマクシスが支援しております。

2021年7月、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社様は、環境変化への対応として中期経営計画を刷新されました。また、2030年に向けては「長期事業構想2030」を掲げ、既存事業の磨き上げ、新市場での事業展開、新事業モデルであるオンラインを軸とした顧客サービス事業の取り組みなど、収益源を多角化させながら新しい小売業への進化を促進されています。

本プロジェクトでは、同社の目指すビジネスモデルを「コミュニケーションリテイラー」と設定し、既存事業には無かった顧客との直接の接点の開発と継続性のある関係への進化、それをベースとした各種データ、サービス基盤のプラットフォーム化による新規B2Bビジネスの創出といった、新たな事業構想を策定しました。また、これを具現化するための新事業として、既存事業にIT・デジタルを融合させることで、関西圏1,000万人のアクティブ顧客の獲得を目指す「顧客サービス事業」の開発を始動。同社が深い知見を有する「食」領域から着手し、第1弾の取り組みとして、生活者と直接コミュニケーションするアプリサービス「まちうま」を開発・リリースしました。「まちうま」は「おいしい体験の最大化」を提供価値とし、料理画像から直感的に選べるお店検索機能やスタンプラリー機能、地域イベント支援といったコミュニティーサービスなど、顧客・加盟店・地域にとって有益な機能・サービスです。 2023年5月に大阪府の高槻エリアで試験運用を開始し、アプリ会員登録数はリリース後10ヶ月で約5.5万人を突破、想定を上回るペースで推移しています。

シグマクシスは2020年より、同社の新規事業構想・開発プロジェクトの構想策定、業務・機能の設計、アプリの開発・リリース、リリース後の検証・改善、運用を一貫して支援しています。今後も同社が目指す新たな小売業へのトランスフォーメーションに伴走してまいります。