ロジスティクス業界特化型SaaS「CargoWise」のグローバル展開
~国際海上輸送業務での先行導入を踏まえ、国際航空輸送業務にも拡大~

商船三井ロジスティクス株式会社 様

商船三井グループの国際物流分野の中核を担う商船三井ロジスティクス株式会社様(以下、商船三井ロジスティクス様)は、デジタルを活用した業務効率化やサービスの進化を目的として、オーストラリアのWiseTech Global社が提供するロジスティクス業界特化型SaaSソリューション「CargoWise」の導入を進めています。2022年には、商船三井ロジスティクス様および3か国の海外現地法人の国際海上輸送業務を、CargoWiseを活用して標準化しました(当時の事例はこちら)。2025年1月には、日本本社で航空輸送業務へも展開するほか、海外現地法人へ導入を拡大し、現在は同社がグローバル全体で取り扱う貨物件数の約7割がCargoWise上で運用されています。

同社ではCargoWiseの導入を通じた業務の標準化やシステムの統一により、外部環境の進化に迅速に対応し、持続的に変革を続けていくことが可能な事業基盤を構築しました。新環境では、各案件の状況や収益の即時確認などが初めて可能となりました。また、海外法人を含む拠点間の輸出入データが一元化されたことから、輸入側での入力工数を大幅に削減したほか、各拠点のデータを統合、集計、可視化する経営ガバナンスが可能となりました。

シグマクシスは、2021年の導入プロジェクト以来、周辺システムとのEDI連携や業務を含めた変革への取り組み全体の推進を支援しています。この度のプロジェクトでは、各国でのCargoWiseの導入とこれに伴うFit to Standardでの業務変革を支援したほか、プロジェクト・マネジメント・オフィスとしてプロジェクト全体の円滑な進行に貢献しました。

シグマクシスは引き続き、これまで培ってきた運輸業界および業務への深い理解とシステム知識を活かし、同社の国際物流全体の最適化を共に目指します。