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基幹システムのトランスフォーメーション

日本企業のDX推進の大きな足かせとなっているのが「既存基幹システム(ERP)の老朽化」。シグマクシスは、ERPのSAP S/4HANAへの移行にあたり、業務プロセスの標準化、アドオンなし、そして3分の1の期間とコストでの導入を目指し、企業のご支援を行っています。

このままにできない、「高い・遅い・不味い」ERPシステム

2000年代、高い導入費用と長い導入期間をかけて作った企業のERPシステム。導入以降、数年に一度のバージョンアップでも高いコストがかかっています。しかし、結局のところ業務やデータの標準化ができたとは言い難く、生産性の向上の説明が難しいため、既存の「高い・遅い・不味い」ERPシステムは、多くの経営者の悩みのタネとなっています。

さらに、「攻めのIT」「デジタル・トランスフォーメーション」の潮流でIT投資の質を問われ、さらに経済産業省によるDXレポートでも企業の複雑化した既存基幹システムを2025年までに刷新する必要性、通称「2025の崖」問題が指摘されるなど、ERP刷新に向けた経営者へのプレッシャーはますます高まっています。

経営者は頭を悩ませている

  • 投資に本当に
    見合っているのか?
  • いつになったら
    完成するのか?
  • 生産性は
    向上しているか?

ERPの新たな選択肢。最新のデジタル技術を適時取り込むには「SaaS型」

このような背景のもと、シグマクシスが考えるERPの刷新の新たな選択肢は、アドオンをなくし、改めて業務の標準化を目指し、保守・運用負荷を最低限度にすることです。その最も有効な手段が「SaaS型」のERPです。

SAP社が提供するS/4HANA Cloud (essentials)はSaaS型ERPの典型。個社のカスタマイズやアドオンなしで導入するのが大きな特徴で、かつ四半期に一度のSaaSアプリケーションのアップデートのたびに、自動照合機能や分析機能など最新の機能が利用可能というメリットがあります。つまり、更新コスト無しで、最新のデジタル技術を取り込み続けることが可能になるのです。

ここで重要なのは、アドオンを無くし、カスタマイズをせず、業務を標準化していくということです。ユーザー要件によるカスタマイズを「あきらめさせる」という点で、SaaS型は効果抜群ではありますが、ユーザーとの合意形成を短期間に行う必要があります。そういう意味でも、成功の鍵となるのが、プロジェクトの運営方法です

成功へのアプローチ

ERP刷新プロジェクトの運営において、シグマクシスの考える重要なポイントは以下の3つです。

Fit to Standardアプローチ:採用と徹底

旧来のシステム導入で多く採用されていた「Fit & Gap」アプローチでは、業務要件リストを作り、ERP機能で対応可能か「〇△×」をつけて評価します。対応が難しい「×」の箇所は、ERP側をカスタマイズすることがほとんど。その理由は、ユーザーの調整、代替プロセスの設計、ステコミでの承認など、業務側を変革するには時間がかかりすぎるためでした。
一方、SaaS型ERP導入で用いられる「Fit to Standard」アプローチでは、業務要件リストは作りません。ユーザーはSaaS型のERPであらかじめ用意されたシナリオで業務プロセスを点検。カバーできないプロセスがあれば、課題としてとらえ、対応者、責任者、期限をつけて代替策を検討します。SaaSのシナリオに基づく標準プロセスを使わない場合、理由とメリットの説明、追加コストの承認など、ユーザー部門が行うべきプロセスが多いため、カスタマイズを回避するモチベーションが働きやすくなります。

シグマクシスのERPのSaaS化サービスを 担うコンサルタントの SAP S/4HANA Cloud 認定資格取得総数は 65と業界トップクラス(2020年7月末時点)。これまでの経験とノウハウを生かして、「Fit to Standard」アプローチでのプロジェクト運営をリードします。

プロジェクト組織:マネジメントの実質的な参画

ERP刷新のプロジェクトにおいて、組織作りは重要です。プロジェクトへのユーザー部門の関与はもちろん必須ですが、ユーザー部門では判断できないことも多くあります。例えば、個別の取引先対応を取りやめる、管理レポートを減らすといった点です。現業部門で取りやめを判断したり、IT部門にその説得を期待するのは酷でしょう。

シグマクシスは、スピードを重視し、プロジェクトを力強く推進していくためには、総合的に意思決定できるマネジメント層の実質的な参画が必要と考え、組織作りをサポートします。

プロジェクト管理:チェンジマネジメントとステークホルダーマネジメント

これまで一般的にシステム導入のプロジェクト管理と言えば、進捗管理、ベンダー管理が主体でした。しかし、SaaS型のような「作らない」システムの導入にあっては、プロジェクト管理上何が重要でしょうか。

シグマクシスでは、チェンジマネジメントとステークホルダーマネジメントが最も重要となると考えます。標準業務プロセスを活用した業務運用を安定的に立ち上げるためには、個々人のマインドから変革を引き起こす必要があります。社員だけでは進めにくい急激な変革の必要性の理解・浸透などの社員の意識改革や、ステークホルダーとの調整などについても、シグマクシスのプロフェッショナルチームが支援します。

お客様事例

NTTアドバンステクノロジ株式会社様の「基幹システム刷新プロジェクト」をシグマクシスが支援し、基幹システムのクラウド化を約6か月で完了しました。
このプロジェクトでは、SAPの次世代クラウド統合業務パッケージ(ERP)であるSAP S/4HANA Cloud, multi-tenant editionを活用し、日本企業の国内業務向けとしては初となる複数モジュール(財務会計、管理会計、販売管理、購買管理、プロジェクト管理)の一括導入を実現しています。(2019年6月時点)
「SAP Award Excellence 2020」プロジェクト・アワード受賞

プロジェクト事例の詳細に関しては、下記プレスリリースもしくはお問い合わせからご照会ください。

NTT AT

当領域のプロフェッショナル

慶山 順一
ディレクター

国内産業車両製造会社、外資系ERPベンダー、国内系コンサルティングファームを経てシグマクシス入社。ERP導入、大規模システム開発プロジェクトマネジメント、電機・製薬・運輸など様々な業種のプロセス変革を得意とする。

安東 太輔
ディレクター

外資系コンサルティングファームを経てシグマクシス入社。製造・流通・運輸等の幅広い業界に対し、BPR、IT導入のコンサルティングを実施。SAPプロジェクトにおける構想策定から運用・定着化まで、業務改革とシステム導入のライフサイクル全般でのプロジェクトマネジメントを得意とする。

千葉 則和
プリンシパル

外資系コンサルティングファームを経てシグマクシス入社。業務改革やシステム導入プロジェクトのマネジメントを中心に、昨今ではプロジェクト型ワーク導入やClient Side PMO等にも従事。