Shinji Nishina

Principal
Industry Sherpa 所属

BACKGROUND

新卒でSIerに入社。システムエンジニアとして、システム構想から設計・開発・導入まで開発プロセス全般を経験。システム課題から経営課題・事業課題に興味がシフトする中で、コンサルタントに転職。以降10年超に亘り、経営戦略・業務改革全般、特に営業改革・新規事業開発などの売上貢献に資する領域でクライアントの企業価値向上を支援。
より深い経営課題への取組みを志向する中で、上場会社の経営企画室長に転職。全社戦略・事業戦略、部門の立上・再建、中計立案・ローリング、事業開発、グループ経営管理、DX等の幅広い課題に対して、戦略・計画からハンズオンまで泥臭く1つ1つ推進。2022年にシグマクシス・商社チームへ入社。

シグマクシスに入社した理由

コンサルタントに復帰した理由は大きく3点です。①より多く・多様な企業変革に貢献したい思いが強まったこと、②事業会社での経験をコンサルタントに反映することで、より深く価値貢献出来る・したいと感じたこと、③コンサルタントという職業が好きだと再認識したこと、です。③が一番大きな理由かもしれません。

 

復帰を決める前後から、現役コンサルタントや経験者の知人・友人に相談しました。相談先の一人の所属先がシグマクシスでした。社名は知っていたものの、具体的な特徴・強みは把握できていない、というのが率直な初期認識でした。ただ、実際に役員や現場社員の方々を紹介いただき、会話を重ねる中で、シグマクシスへの興味が深まっていきました。わたし個人にフィットした主な特徴は、チャレンジに積極的な企業ステージであること、Valueの1つである「シェルパ(共に行動し、最後までやりきる)」、量より質に拘る組織風土、コンサルティング以外に投資・事業運営というソリューションを有していること、社員が活き活き働いていること、などです。

 

特に1つ目を補足すると、シグマクシスグループは2008年創業、2022年3月末時点で560名の社員を有する会社です。上場企業であり組織化はされていますが、質的・量的成長に向けて取り組むべきテーマが多いのも実態です。捉え方次第でしょうが、わたしにとってその環境は課題ではなくチャンスだと感じました。やるべきことをやったうえであれば、自分のやりたいことを起案・実行することが奨励されています。実際、わたし自身もいま通常のプロジェクト活動と並行して、アライアンス・サービス開発を推進しています。コンサルティングとサービス開発を両輪でまわすことができる環境は稀有だと感じています。

シグマクシスでのチャレンジ

コンサルティング会社から事業会社を経てコンサルティング会社に復帰したわたしとしては、事業会社の経験を踏まえたより実践的なソリューションを通して、クライアント(とシグマクシス)の課題解決・成長に貢献したいと考えています。更にその発展として、日本社会・産業の構造的な課題(低成長、人材不足等)の解決に尽力したいという想いがあります。

 

具体的なチャレンジの一例を挙げると、今まさにCIOの課題解決に貢献し得るサービス開発に取り組んでおります。既にリリースしていますが、2022年7月にITファイナンスSaaSの提供企業とアライアンスを締結しました。本アライアンスをベースに、まずはIT投資・コストマネジメントのサービスを体系化し、テストマーケティングを通して、サービスの顧客受容性の検証、課題の棚卸を進めています。

 

事業会社では情報システム部門長や、サービス開発・アライアンス開発をリードした経験があり、これらの経験から、先々の予見を持ち、先手先手で推進することでクイックなサービス開発に貢献できていると感じています。今後は本サービスを更にブラッシュアップすると共に、CIO・情報システム部門の組織的な課題解決に資するサービスを順次開発していこうと考えています。

未来に向けて

事業会社で学んだことの一つは、自分なりの価値観・軸を持つことの必要性・重要性です。コンサルタントは、ともすればプロジェクトに流され、渡された課題を解決する専門家になってしまいます。それ自体は必要なのですが、現代は課題設定がより重要な時代です。コンサルタントにも課題を設定する力が求められます。その為には自分なりの価値観・軸が必要だと感じています。

 

わたしは長く停滞している日本企業の変革を、主たる変革のドライバーであるテクノロジーと人財面から加速させたいと考えています。シグマクシスの仲間を巻き込み、その構想に具体的なステップを作り、1つ1つ進んでいきたいと考えています。