ドキュメンテーション業務デジタル化のご支援

株式会社商船三井 様

シグマクシスは、株式会社商船三井様(以下、商船三井様)の自動車輸送事業(以下、同事業)が推進する、ドキュメンテーション業務のデジタル化プロジェクトを2022年12月の構想策定から実行まで複数年にわたり支援しました。

 

貿易実務に係る様々な書類の作成・発行、管理といった同事業のドキュメンテーション業務は、長年にわたりFAX、対面カウンターでの書類授受を中心とした運用が行われてきました。そのため顧客、代理店、港湾関係者との連絡には複数の手段が用いられ、また、業務拠点が分散していたため、担当者が有する知見の共有や業務プロセスの標準化が課題となっていました。一方で海運業界全体ではトレードDX(貿易書類・手続きのデジタル化)が進展しており、同事業においても環境変化に対応できる業務基盤の強化が求められていました。

 

こうした背景により始まった本プロジェクトでは、船会社、本船の入出港に伴う手続きや船積書類の取り扱いを代行する代理店、貨物の積み下ろし等を行う荷役業者、荷主である自動車メーカーや中古車輸出事業者等といった、多様なステークホルダーが船積書類のやりとりをデジタルで行えるWebポータル(MOL ACE Portal)を構築しました。これにより、顧客との接点をデジタル化するとともに、分散していた情報の一元管理を実現しました。

 

シグマクシスは、構想策定・計画作成・体制構築・タスク推進からチェンジマネジメントに至るまでを包括的に支援しました。なかでも業界特有の商習慣や複雑な業務プロセスを踏まえた合意形成を丁寧に進めることで、プロジェクトの円滑な進行につなげました。また、業務をドキュメンテーションセンターへ集約する過程では、新たな業務マニュアルの整備やトレーニングを実施するなど、単なるシステム導入にとどまらず、関係者間の調整、新たな業務運用の定着を支援しました。

 

本取り組みにより、商船三井様は情報交換とデータ管理の一元化を実現するとともに、Webポータルを通じた顧客接点のデジタル化と業務標準化の基盤を構築しました。今後もこの基盤を活用し、さらなる顧客サービスの向上を実現されていく商船三井様に、シグマクシスは引き続きシェルパとして伴走してまいります。

(公開日:2026年9月)