健康領域の顧客サービスビジネス「まち健」の新規事業立ち上げ・推進支援

エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社 様

百貨店、スーパーマーケットなど小売業を中核に事業を展開するエイチ・ツー・オー リテイリング株式会社様(以下、H2O様)は、長期事業構想において、H2Oグループの目指すビジネスモデルを「コミュニケーションリテイラー」と掲げています。同社はこのビジネスモデルの確立に向け、デジタル技術を既存の店舗やサービスと融合させることで、顧客一人ひとりと繋がるダイレクトなコミュニケーションの実現に取り組んでいます。そして、そこから得られるデータを活用し、顧客起点で新たなマーケットを生み出すことで、顧客のLife Time Valueの最大化と「顧客サービス事業」の拡大を目指しています。

「顧客サービス事業」としての取り組みの第1弾として、2023年に食領域のサービス「まちうま」を展開。大阪府高槻市から試験運用を開始し、2025年9月時点で、会員数は約10万人と、地域密着アプリとして浸透しつつあります。続く第2弾としては健康マネジメントサービス「まち健」を展開。2025年5月から健康チェックイベントを開催し、2026年2月にはアプリをリリースしました。シグマクシスは、「まちうま」の構想策定段階から支援をはじめ、「まち健」においても構想策定から実証、事業化・拡大に向けた推進まで一貫してH2O様に伴走支援しています。
 

「健康」は生活者にとって重要なテーマである一方で、個々人の関心度合いには大きな差があり、一般的に行われてきた一方向的な情報発信だけでは「健康無関心層」に届きにくいという課題があります。そこでH2O様は、小売事業で培ってきた顧客とのリアルな接点という強みを活かし、「健康をおもしろく」をコンセプトに情報を伝え、顧客の声も取り込みながら、日常生活の延長に自然な形で健康への意識を組み入れ、行動変容のきっかけにつなげることを目指しました。
 

「まち健」は、デジタル技術とリアルの場の両軸で生活者一人ひとりの健康行動を促す、健康マネジメントサービスです。同サービスでは、商業施設など生活動線上のリアルの場で健康チェックイベント「まちかど健康フェス」を開催し、地域住民が気軽に自身の健康状態を把握できる機会を提供しています。イベントでは、健康チェックに加え、自治体と連携した健康診断の予約支援も実施。意識変容にとどまらず実際の行動に繋げる仕組みを構築しました。
あわせて「まち健」アプリにユーザー登録することで、イベントでの健康チェック結果の記録や、貯まったポイントをギフト交換や寄付などに利用できるサービスを提供。デジタル技術とリアルの場を連動させた設計で、健康的な生活習慣の継続を後押ししています。

なお、2025年5月から複数の地域で実施したイベントには、累計で約7,000名が参加し、そのうち90%以上が「健康への意識の高まりを実感した」と回答。さらに、特定健診・がん検診の予約支援は300件以上にのぼるなど、実効性の高さに加え、健康無関心層も自然に参加できる点が、「まち健」ならではの価値として確認されています。

シグマクシスは、本取り組みの構想策定段階から参画し、推進体制の整備をはじめ、「まちかど健康フェス」の企画・実行・運営まで、H2O様と一体となって推進しました。さらに、「まち健」アプリについても、サービス全体の位置づけ整理から開発推進、品質管理までを支援しています。

H2O様はイベントを通じての気づきや成果を踏まえ、現在は自治体・法人との連携や、収益化モデルの確立など、事業の拡大を見据えた中長期の事業構想を検討されています。今後は、イベントとアプリの連動をさらに強化するとともに、小売事業との連携の深化を目指します。リアル店舗を通じて積み上げてきた顧客接点を活かし、「コミュニケーションリテイラー」の具体化のために顧客サービスビジネスでさらなる成長を目指すH2O様の取り組みに、シグマクシスは引き続き伴走してまいります。

関連リンク
 

まち健公式ホームページ
エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社様プレスリリース:健康マネジメントサービス「まち健」のアプリをリリース