3Dバイオプリント技術の社会実装

大阪大学大学院工学研究科様、
株式会社島津製作所様との
三者協業

大阪大学大学院工学研究科、島津製作所、およびシグマクシスは、2022年3月に「3Dバイオプリント技術の社会実装」に向けた協業に関する契約を締結し、同技術の開発を加速させるとともに、社会実装に向けた関連企業・研究機関との連携促進を開始しました。

 

3Dバイオプリントによる培養肉作製技術は、大阪大学 大学院工学研究科 松崎典弥教授が開発。筋線維のみで構成されるミンチ構造とは異なり、筋・脂肪・血管という異なる線維組織を3Dプリントで作製し、それらを束ねて統合する本技術は、「筋・脂肪・血管の配置が制御された培養肉」「ヒトの細胞による運動器や内臓モデル」など、食糧や再生医療、創薬分野での利活用が期待されています。

 

そこで3者は、同技術の開発加速と社会実装に向けて、協働で下記を推進します。

  1. 3Dバイオプリント技術の開発推進に向けた他企業との共同研究
  2. 周辺技術・ノウハウを有する企業・団体との連携
  3. 食肉等のサプライチェーンを構成する企業・団体との連携
  4. 3Dバイオプリント技術に関する社会への情報発信

 

シグマクシスは、高いプログラムマネジメント能力と、フードテック・コミュニティをはじめとした多様な企業とのアライアンス・ネットワークを生かし、本協業におけるプログラム・マネジメント・オフィスとしての役割を担います。同技術の活用テーマごとの取り組み方針の策定、周辺技術やノウハウを有する企業・団体との企業間の連携と体制づくり、進捗管理、課題管理などを推進するアグリゲーターとして貢献いたします。