INTERVIEW
01

決め手は
プロフェッショナルとの距離感

「就職活動スタート時は、自分の専門とかけ離れているコンサルティングの仕事を、深くは理解していませんでした」と振り返るタン。日本での就職を決意したことから、留学生向けジョブフェアに参加し、シグマクシスのブースに立ち寄ったことでコンサルティング業界を知ることになる。「ブースで話を聞いた時は、短期間でビジネスの基礎や多岐にわたる業界の知識を身に付けられる可能性を感じました。当時は専門に近い化学メーカーやSIベンダーも検討していたのですが、急速にこの業界に興味が湧いてしまいました」。その後、オフィス訪問をしたことが背中を押した。「コンサルタントはもちろん、人事や育成担当も含め『一貫してストレートに話す人ばかり』という印象でした。オフィスを見わたせば、フリーアドレスでフラットな環境の中、若手とシニアがフランクに会話をしている。各業界のプロフェッショナルとこんなに近くで働けば、学びは多いに違いないと実感し、結果的に選考を受けたのはシグマクシス1社でした」。

INTERVIEW
02

貢献したい気持ちが
スキル向上の底力に

2016年4月に入社後は、同期24人とともに約4か月にわたる新卒研修の日々を過ごす。入社前の3か月にわたり、他の外国籍社員とともにOne on Oneのビジネス日本語レッスンにも参加していたため、日本人社員とすべて同条件でのスタートだ。だからこそ当時から積極的なコミュニケーションを心がけていたが、現場に配属されてからは徹底した。「はじめは相手の期待を正しく理解し、貢献したいという一心でしたが、常に相手の期待や考えを確認する癖がついたことから、物事がよりスムーズに進むようになりました」。入社2年目からは海外とのミーティングでファシリテーターを務めることも増えた。「ある時、参加したディレクターから『こんなに気持ち良いミーティングは初めて』と言われました。通訳ではなくファシリテーターとして価値を出すことにこだわっていたので、とても嬉しかったです」と振り返る。もともとコミュニケーション力に自信はあったものの、言語のハードルを超え、今や社内から一目置かれるレベルに。なりたい自分に向かって突き進む逞しさは、タンの強みの一つだ。

INTERVIEW
03

お客様にとって
価値のあるものを創りたい

これまで、商社向けのデジタル技術活用推進、放送・通信関連会社向けPMO、化学メーカー向け新規事業開発など、さまざまな領域にわたるプロジェクトに参画してきたタンだが、特に学びが多かったのは、ある企業に向けた取引業務の自動化実証実験プロジェクトだ。実験対象となったのは、大量のシステム入力が発生し、かつ担当者の判断も必要な、複雑で自動化が難しいと言われてきた業務。ヒアリングを重ね、ソフトウェアロボットを試作し、その検証を繰り返した。ここでタンがこだわったのは、品質。「実証実験とはいえ、お客様が実務ですぐに使えるものを創りたかった。より高い価値を提供したかったのです」。その一方で、課題にも直面した。「限られた時間内にアウトプットの品質を保つには、タスクの優先順位付けとリソース配布が重要だと思い知りました。チームによるフォローもあり無事プロジェクトはデリバリーできましたが、この経験は私にとって大きな教訓となりました」。簡単ではなかったからこそ、実現の喜びは大きい。「自動化を実証することはもちろん、常にお客様と一緒に進めて来たことでRPAがどのような価値をもたらすのかご理解いただけました。デジタル技術活用への第一歩をともに踏み出せたことは、お客様にとっても私たちにとっても大きな成果でした」。

INTERVIEW
04

自分の強みを価値に換え、
人を幸せにする

将来チャレンジしたいことは、海外と日本を繋ぐ取り組み。具体的なプランはこれからだが、プロジェクトワークの傍ら、海外スタートアップとの協業検討やリレーションづくり、外国籍人財の採用といった活動にも参画している。「夢の実現のためにも、私にはまだ学ぶことがたくさんあります。まずはコンサルタントとして自分の案件を持ち、プロジェクトをリードできるようになりたい。プロジェクトや社内勉強会を通じての学びを生かし、この業界でのプロフェッショナルになることが第一のステップだと思っています」。そんな彼女にとってプロとは「自分の強みを価値に換えることで、お客様をはじめとした周囲の人々を幸せにできる人」だと言う。「専門的なスキルを持つエキスパートという道もあると思いますが、私は人や社会に関わることによってプロを目指したい。自分にしかできないことを、一つ一つ作っていきたいと思います」。

INTERVIEW
05

学生の皆さんへのメッセージ

企業や組織に所属して自らの力を発揮できるかは、「何をやりたいか」という軸があるか否かにより決まると思います。まだやりたいことが決まっていなければ「自分がどうありたいか、どんな自分になりたいか」でも良いと思います。就職活動においても、その軸があれば自分にとって最適な場が見つかるでしょう。外国籍の学生さんについては、日本語や文化にハードルを感じるよりも、周りとは異なる視点や価値観を大切にし、それらを生かして欲しいですね。異質との関わり、尊重によって互いに発見があり、それが互いの深い理解、成長につながるからです。

Profile

タン ラシダ
デジタルシェルパ 
コンサルタント

名古屋大学理学部化学専攻で、量子化学を研究。2016年にシグマクシス入社後は、デジタルシェルパに所属。戦略コンサルティング×デジタルテクノロジーを主たるテーマとして、商社、通信業、製造業などの顧客に向けたプロジェクト活動に参画。顧客への価値創造ならびに自己研鑽における自律的な姿勢、行動力が社内外から評価され、2017年下半期にはシグマクシスアワード個人賞を受賞した。趣味は学生時代から続けている茶道に加え、スカッシュ、ボルダリング、野球観戦。