

報道関係者各位
2017年3月31日
株式会社シグマクシス
DataRobot, Inc.
シグマクシスと米DataRobot社
日本初のコンサルティングパートナー契約を締結
-AI・機械学習のモデル作成・導入自動化を実現する「DataRobot」の
国内企業への導入サービスを共同で提供開始
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株式会社シグマクシス(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:倉重 英樹、コード番号:6088 東証マザーズ、以下 シグマクシス)とDataRobot, Inc.(本社:米国マサチューセッツ州、CEO:Jeremy Achin、以下 DataRobot社)は、このたび、DataRobot社が提供する機械学習プラットフォーム「DataRobot(※)」の国内企業への展開における、日本初のコンサルティングパートナー契約を締結いたしました。両社は本日より、共同で顧客企業の「DataRobot」活用に向けた導入サービスを開始いたします。

AI(人工知能)を活用した生産性向上、新たなビジネスモデル構築に対する期待が高まる中、多くの企業でAI導入の取り組みが始まっています。中でも機械学習は、「カードのローンデフォルト予測」「マーケティング離反予測」「製造業における製品メンテナンス予測」「人事」といった様々な領域において、大きな成果が確認され、注目が集まっています。
しかしながら、機械学習を活用して成果を出すためには、高度な知識や経験に裏打ちされた専門性の高いデータサイエンティストが必要となっており、人財不足の企業においては、ニーズはあっても機械学習の導入に取り組めないのが実情です。データサイエンティストを採用している企業においても、データのマネジメント、モデルの作成、さらに環境構築に多くの時間と労力を要するため、市場の変化に対応したスピード感のある導入がままならない、という問題に直面しています。
「DataRobot」は、機械学習におけるモデルの作成と実環境への配備を自動化するプラットフォームです。計算機科学に関する高度なスキルがなくても、ニーズに合った高精度なモデルを簡単に利用することができるため、データサイエンティスト不足の解決に大きく貢献します。さらに、自動作成したモデルをワンクリックで配備し、シームレスに運用できるプラットフォームとして、機械学習活用までのリードタイムを大幅に短縮するため、データサイエンティストが、業務課題の発見・定義、施策立案・検証等、本来期待される仕事に集中できるようになります。
シグマクシスは、これまで顧客企業に対し、様々なデータおよびAIプラットフォーマーとの連携のもと、ビッグデータ、AIを活用したコンサルティングを行ってまいりました。具体的には、保険業界に対するマーケティング施策立案・実行支援、不動産業界に対する営業活動支援、製造業に対する生産ライン歩留まり改善といった多様な領域において、AI活用の実績を積み重ねております。
シグマクシスとDataRobot社はこれまでも協業を行ってまいりましたが、このたびの契約締結により、DataRobot社はシグマクシスに自社製品の最新情報や事例情報、そして技術トレーニングの提供が可能となります。シグマクシスはこれらの情報を活用し、顧客企業の事業ニーズの掘り起し、「DataRobot」活用シナリオのプランニングと検証、導入支援、および導入後のトレーニング提供を通じて、持続的な成果実現を支援します。さらに、自社での活用を通じて「DataRobot」の新たな事業活用に向けたケース開発にも取り組みます。
シグマクシスの持つ、データおよびAIをビジネスに適用するコンサルティング能力とサービス開発能力、そしてDataRobot社の機械学習領域における技術優位性を組み合わせて、両社はこれからも、日本企業の価値創造の実現に向けて、共に邁進してまいります。
(※)DataRobotはDataRobot, Inc. の登録商標です。