東急株式会社
株式会社シグマクシス・ホールディングス

 

東急株式会社と株式会社シグマクシス・ホールディングスは、多摩田園都市エリアにおける新たなまちづくりを目指す「nexus構想」(以下、本構想)の取り組みの第一弾として、2022年4月7日に「nexusチャレンジパーク早野」(以下、本施設)を開業します。あわせて、本構想に参画する企業、行政、教育機関といったバディ(以下、バディ)の本格募集を開始します。

本構想は、郊外における生活者起点での自由で豊かな暮らしの実現を目指し、「職」「住」「遊」「学」近接・融合型の「歩きたくなるまち(Walkable Neighborhood)」を創り出す取り組みです。本構想の拠点となる本施設は「農と食」というサステナブル・テーマを掲げ、地域住民が日常的に自由に活用する場、およびバディの新サービス開発や実証実験の場として運営を開始します。

本施設には、自然豊かな立地を生かした、生活者同士の交流の場となる計4つのエリアがあります。
「Niji Farm(ニジファーム)」は、利用者によって自律的に運営される、シェアリング型の会員制コミュニティファームです。野菜を育て、収穫した野菜を共に食すという、農体験を介した地域の共助(コモンズ)として、持続的な畑の運営を目指します。加えて、近接の森林木材で焚き火を楽しみながら、火の使い方を学ぶ「Fireplace(ファイヤープレイス)」や、養蜂やカブトムシの育成などを通じて生態系を学ぶ「生き物の森」、地産地消マルシェや各種イベントなどに活用できる多目的エリア「nexus Lab(ネクサスラボ)」で構成されます。nexus Labは、地域の生活者は個展やフリーマーケットの開催、仲間同士の集まりといったさまざまな用途に活用できます。バディは新サービスや事業に生活者視点でのフィードバックを得る、あるいは新たな顧客層とつながり新しいライフスタイルを創造するといった、試行錯誤の場として活用することができます。

本構想は、“住まう=郊外中心”、“オフィス・商業=都心中心”という従来の考え方から離れ、生活におけるさまざまな地域の共助を増やし、新しい価値を創り出す取り組みです。本施設での「農と食」に続き、今後は「エネルギー」、「モビリティ」、「資源循環」、「ウェルネス」、「教育」といったサステナブル・テーマでも、共助の拠点や仕組みを構築していきます。

両社は、本施設の開業にあたり、バディの本格募集を開始し、多様なバディと連携して生活者起点での新しい取り組みを進め、生活者の自由で豊かな暮らしの実現を目指します。

nexusチャレンジパーク早野
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nexusチャレンジパーク早野
  • 「nexusチャレンジパーク早野」概要
    所在地:神奈川県川崎市麻生区早野1150-2
    敷地面積:7,822.00㎡
    開業:2022年4月7日(木)
    デザイン監修:合同会社HOC(濱久貴、渡部将吾)
    施工:桃山建設株式会社
    用途:コミュニティ農園、イベントスペース、駐車場
    ホームページ:https://ncp-hayano.studio.site
「nexusチャレンジパーク早野」位置図
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「nexusチャレンジパーク早野」位置図

「nexusチャレンジパーク早野」各エリア紹介

 

  1. Niji Farm(ニジファーム)
    「みんなで育て、みんなで収穫し、野菜も喜びも分かち合う、みんなのまちの畑」をスローガンに掲げる、シェアリング型のコミュニティファームです。利用する会員同士で利用ルールなどを考え、地域の共助としての持続的な畑の運営を目指します。また、農体験を介して生活者同士がつながり地域の共助やコミュニティを生み出していくことを目的としています。Niji Farmは農園であると共にまちづくりの拠点です。
  1. Fireplace(ファイヤープレイス)
    焚き火を楽しむことが出来るエリアです。コミュニティのハブとして、あるいは火の使い方を学び防災力を高める場としてなど、さまざまな目的でご利用頂けます。また近接の森林木材を薪木に活用し、国産木材の循環を通じて木の良さを学び木の価値も高める「木育」にもつなげていきます。
  1. nexus Lab(ネクサスラボ)
    本施設のシンボルとなるトレーラーハウスを中心としたエリアです。トレーラーハウスの室内と入り口前のスペースは、マルシェや各種イベントの開催など多目的に利用可能です。生活者は、個展やフリーマーケットの開催、仲間同士の集まりの場など、さまざまな取り組みにチャレンジする場として、本空間を活用できます。バディは、新商品や新サービスに関する生活者からの生きたフィードバックを得る、あるいは新たな顧客層とつながり新しいライフスタイルを創造するなど、生活者起点での試行錯誤の場として利用できます。
  1. 生き物の森
    自然の立地をそのままに活用した、生き物のためのエリアです。養蜂や、腐葉土づくりとカブトムシの育成など自然の生態系を学び、楽しむことに加え、たとえば蜂蜜を使った商品づくりなど、様々な「遊び」の循環へもつなげていく空間です。
  • nexus構想について
    生活者が都市やまちに求める価値が多様化し、“住まう=郊外中心”、“オフィス・商業=都心中心”というという従来の考え方から離れた、新しいまちのあり方が求められています。本構想は、こうした変化を背景に、生活の場である多摩田園都市における新しい価値をつくる取り組みです。本構想の実現に向け、両社は、地産地消型の循環、生活者自身が消費者ではなく生産者となるプロシューマー型の循環、生活者同士がつながり融通し合う地域共助の仕組みなど、新しい地域循環の仕掛けを構築していきます。

    本施設は、本構想のサステナブル・テーマの一つ、「農と食」の循環における地域の共助の場としてスタートしました。今後は「エネルギー」、「モビリティ」、「資源循環」、「ウェルネス」、「教育」においても、共助の拠点や仕組みを構築していきます。拠点としては、東急株式会社が所有する土地だけでなく、地権者、企業、行政が保有する土地も対象とし、人口減少時代にスポンジ化する空地や低未利用地の新たな活用策として展開していきます。
    多摩田園都市エリアにおいては、今後3年間で10か所程度の整備を計画すると共に、サステナブル・テーマにおける新しい仕組みを全面的に構築することを目指します。

    nexus構想 ホームページ:https://nexus-dento.com
     
  • バディ受付窓口
    本施設を利用した生活者起点での取り組みや、本構想が掲げるサステナブル・テーマの実現を共に進めるバディを本格的に募集します。バディとしての参画についてのお問い合わせは、下記の窓口で受け付けます。

    コンタクトフォーム: https://nexus-dento.com/contact

東急株式会社について

230社5法人(2021年3月末時点)で構成される東急グループの中核企業として、「美しい時代へ」というグループスローガンのもと、「まちづくり」を事業の根幹に置きつつ、長年にわたって、東急線沿線を中心としたお客さまの日々の生活に密着したさまざまな領域で事業を進めています。

公式HP:https://www.tokyu.co.jp/index.html

シグマクシス・グループについて

シグマクシス・グループは「コンサルティング」と「投資」を事業の軸として、グループ各社が有するネットワーク力を生かして、様々な産業および企業の価値創造、社会課題を解決する新たな市場や事業の創出を行っています。コンサルティング事業は、事業戦略立案、業務変革、デジタルテクノロジー、クラウドソリューション、プロジェクトマネジメント、新規事業開発およびイノベーション創発のプロフェッショナルを揃え、多様なプロジェクトを通じて価値創造を推進しています。 投資事業は、高度なデジタル技術の活用や、「まちづくり」「食・健康」など、複数の産業をつなぐ領域の投資案件を中心に手掛け、コンサルティング事業との連携で投資先企業の成長および企業価値向上を支援します。詳しい情報は https://www.sigmaxyz.com/をご覧ください。

以上

 

  • 本リリースについてのお問い合わせ
    株式会社シグマクシス・ホールディングス
    コミュニケーション&ケーパビリティ 池田
    sxpr@sigmaxyz.com